今回のコンテストには全国から17,389点もの作品が応募されました。
短歌の部
佳作 朴裕薫
「僕達は社会の中でマイノリティだけど決して弱者じゃない」
受賞の感想と作品の背景や制作の経緯
「まさか入賞するとは少しも思っていなかったので、素直にびっくりしました。授業でこの短歌を詠んだのですが、我々在日朝鮮人は日本の社会では少数派だが、自分たちの存在を隠すのではなく、どんどんアピールしていかなければならないという想いを込めました。」
佳作 文志潤
「この国に深くて強い根を張って堂々生きよう胸を張って」
受賞の感想と作品の背景や制作の経緯
「思ってもいなかった受賞なので、とても嬉しいです。朝鮮人としての正直な気持ちをうたった歌が日本の方々から支持されたことを、一人の在日朝鮮人として誇りに思います。日本語の授業で在日コリアンとして詠もうという条件があったので、日本で生きている僕たちの民族の想いを読みました。」
また、1年2組の許匠君が俳句の部に入選しました。
「秋を待ついつまでたっても染まらぬ葉」
本校が「特別学校賞」の栄誉に輝きました。
佳作に入賞に二人は12月7日に國學院大學 有栖川宮記念ホールで催された表彰式に参加しました。表彰式に続いて開催された受賞記念パーティーに参加しました。
短歌部門・田中章義審査委員長の講評「自分のルーツにしっかりと誇りを持って生きて行くのだという逞しさを感じました。朝鮮高校生のみなさんの作品にはどれも熱い息づかいが感じられる素晴らしいものが多くありました。」