2019年11月10日(日)、神戸文化ホール・大ホールにて神戸朝鮮高級学校創立70周年記念文化行事「イオLABO」が行われました。
約1,500人の保護者をはじめとする同胞、日本の方々が観覧される中、成功裏に終えることができました。
「이어(イオ)」とは、朝鮮語で「受け継ぐ」「継承する」という意味。
「LABO(ラボ)」とは、ラボラトリー(laboratory)の略で、「研究所」という意味。
神戸朝高が70年間をどのように歩んできたのか、神戸朝高の「今」はどんなものなのか、そしてこれからの民族教育のあり方とは……
このようなことを共に考え、共に歩んでいけるようなステージにしたいという思いを込めました。
最新技術を駆使したオープニング映像、吹奏楽部と舞踊部による「慶祝オンヘヤ」で華やかに幕をあけた第1部「BECAUSE LABO~BECAUSE その後、そして未来への提言」。
昨年の民族フォーラムで立ち上げたBECAUSEプロジェクト以降、神戸朝高が取り組んできたことをプレゼンと映像でお届けしました。
1部ラストは高3生徒たちによるテーマソング「未来に向かって」が披露されました。
第2部「EXPO
CHOGO2019~我ら未来のパイオニア」では、大喜利で学校自慢を行う「BECAUSEお笑い王決定戦」、兵庫県青商会とのコラボ企画「BECAUSEホランイプロジェクト」、朝青兵庫が出演する合唱「統一セセデ」などが舞台にあがりました。
またロビーでは朝高生による様々な企画が催されました。
ミニコンサートやスタンプラリー、70周年写真パネル、昔の制服で写真を撮れる写真ブース、ポスターセッションやグッズ販売など多種多様な企画に楽しくも意義深い時間になりました。
3部ではウリMUSICAL「『MILE』あなたには見えていますか?」が披露されました。
初めてミュージカルにチャレンジ。短い練習時間の中、主人公役を務めた李明美(高3)を中心とした朝高生が一丸となって成功させました。
在日朝鮮人として生きていく葛藤を織り交ぜながら、ウリハッキョ、ウリ民族教育守る意義とは何なのかという問題提起には大きな反響がありました。
神戸朝高70周年記念イベントはイオLABOですべて終わりましたが、大切なのはこれから。
これからの神戸朝高、朝鮮学校、地域社会がどうあるべきかをもっと深く模索し、良い社会を作っていけるようにしていきます。
神戸朝高の伝統を100年へと受け継いで(イオ)いけるよう、研究・実践(LABO)してまいります。
不易流行。変わらないために変わっていく神戸朝高にこれからもご注目ください。
「이어(イオ)」とは、朝鮮語で「受け継ぐ」「継承する」という意味。
「LABO(ラボ)」とは、ラボラトリー(laboratory)の略で、「研究所」という意味。
受け継ぐってなんだろう?
何を?誰が?どうやって?なんのために?
イオラボは、そんな「ハテナ」を真摯に追究します。
プレゼン・音楽・劇、そして「心」で…
第1部
Because Labo
~Because その後、そして未来への提言~
ウリ民族フォーラムin 兵庫から1年。
Because Project は私たちにどんなチャンスを与えてくれたのか。
民族教育のあるべき姿とは…
守るべきもの、築くべきもの…
70 周年を迎えた神戸朝高の過去・現在、そして未来を共に考えてみませんか?
今しかできないことがある。
今、やるべきことがある。
第2部
EXPO CHOGO 2019
~我ら未来のパイオニア~
大好きなウリハッキョ。
毎日楽しく学ぶ私たち。
在日コリアンとしての誇り・アイデンティティー・悩み・大切な仲間たち、そして希望…
そんな私たちのキラキラした姿を舞台とロビーの空間でお届けします。
ここから始めよう。未来につながる幸せ計画。
第3部
ウリMusical「MILE」
~あなたには見えていますか?~
あなたは誰?
未来ってなに?
待つもの?見るもの?創るもの?
主人公「애림-愛琳」の心の中にあるものとは…
あなたは見えないものにどれだけ目を向けていますか。
あなたの目にはどんな「MILE」が見えますか。